スマートフォンとIP-PBXでモーバイルオフィスを構築
iPhoneなどのスマートフォンやモーバイルインターネットデバイス(iPadやiPod Touch、あるいは、Android 端末など) でも、同様に内線を利用できることになる。
ここでは、iPod Touch を使った、SIP端末とSkype 端末で、オフィスのIP-PBXと接続、運用した結果を報告する。この結果はiPhone でも応用できることは言うまでもない。iPod Touch には、マイクロフォンがついていないので、下記のようにサードパーティのマイクロフォンか、iPhone 3かiPhone 3GS用のイヤーフォン(マイクロフォンも付属)を利用しないと会話ができない。スピーカは、付いているので、マイクロフォンだけで構わない。

Skype と Acrobits Softphoneをインストールした iPod Touch

アプライアンス IP-PBX として、評価の高い MINI-100 IP-PBX
Skypeと、SIP端末機能を実現する、ソフトフォンアプリ、Acrobits のSoftphone を両方インストールした。Skypeは無料だが、AcrobitsのSoftphoneは900円で、App Storeから購入できる。
SkypeとIP-PBXとは、IP-PBX側にSIP Trunkとして、Skype for SIPサービスを利用するように設定をしておくと、iPod Touch 側から、IP-PBXを呼び出せる。これだけで、任意の内線番号を呼び出すことが可能となる。

この場合は、IP-PBXにDISA機能がないと、IP-PBXから外線発信や、ボイスメールや使えない。しかし、内線を呼び出すことで、例えば、海外に出張中などに、自分のチームや、関係部署に通話が無料でできるということは、かなり便利になる。
残念ながら、他の内線に掛けたり、IP-PBXに入った通話をiPod Touch のSkypeへ転送することは残念ながらできない。Skype for SIPがSIP TRUNK機能を持つが、Skype へのトランクはサポートしていないからだ。仮にサポートしていたとしても、現在のバージョン (2.0.0)のSkypeはプッシュ機能がないので、待ち受けするには、常にSkypeを立ち上げておかなければならないので、実用的ではない。

iPod Touch にいれたSkype で、IPPBXのスカイプネームを呼び出す。この例ではは、"mini100ippbx" がそのスカイプネーム。
一方、Softphone は多機能なSIP端末アプリである。直接内線番号をIP-PBXにレジストできるので、Skype の場合と同様、IP-PBX経由で、他の内線への通話のほか、IP-PBX から外線発信したり、自分のボイスメールを直接取り出して、聴くこともできる。まさに、デスクトップの内線電話を外に持ち出したのと同じことになる。
一番の特長は、Softphoneはプッシュ機能も持つので、他のアプリを利用しているときでも、ポップアップのアラートで、通話があることを知らせてくれる。但し、即座に応答しないと、リングのタイムアウトに達してしまい、IVRが応答し、無応答である旨のメッセージを相手に流してしまう。このあたりは、sip.conf の定数を変更して、タイムアウト時間を長くすればいい。
当然、Softphone アプリを常に立ち上げておけば、スリープモードになっていても、リングするので、即座に電話に出られる。
SkypeもSoftphone もユーザフレンドリーな機能を多く持っている。自分のいる場所の国際コードを設定しておくと、ローカルでかけるときに、ダイヤルするウインドウに自分のいるところの国際番号を予め表示してくれる。ローカルの電話番号だけタイプすればいいわけで、携帯電話の感覚で使えてしまう。
SkypeとSoftphoneは、共に、iPod Touch の連絡先(コンタクト)を直接参照できるので、とても便利である。
ビジネスシーンでよく必要になる、保留転送であるが、残念ながら、Skypeも、またSoftphoneも対応していない。IP-PBXの機能を使い、井桁転送、つまり、ブラインド転送は勿論可能である。
以下は、Softphone のスクリーン。



IP-PBX MINI-100 は以下で、入手できる。
http://www.szexpress.jp/product/76
Acrobits Softphone のサイト
http://www.acrobits.cz/
Posted 07/19/10 by marchara886 | Filed under: VoIP

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